メニューは三つに分けて読む
カフェのメニューは複雑に見えても、ほとんどはエスプレッソに何を加えたかで名前がついています。この形をつかんでおけば、初めて見るメニューもおおよそどんな飲み物か見当がつきます。これとは別に、ハンドドリップや水出しコーヒーのようにエスプレッソ以外の方法でいれたコーヒーがあります。ここでの説明は一般に通じる意味で、比率やサイズは店によって少しずつ違います。
- エスプレッソに湯を加えたコーヒー
- エスプレッソにミルクを加えたコーヒー
- エスプレッソ以外の方法でいれたコーヒーとその他のメニュー
エスプレッソそのものの呼び方
エスプレッソは、細かく挽いた豆に高い圧力で熱い湯を通し、短時間で抽出した濃いコーヒーです。小さなカップで出され、表面に浮かぶ黄褐色の泡をクレマといいます。抽出する量によって名前が変わります。
- エスプレッソ:一杯分の基本の抽出、ショットとも呼ぶ
- ドッピオ:エスプレッソ二杯分を一つのカップに
- リストレット:同じ豆で短く切り上げ、量が少なく濃く甘みが際立つ
- ルンゴ:長めに抽出し、量が多く苦味が増える
湯を加えたコーヒー
エスプレッソに熱い湯を加えると量が増え、味がやわらかくなります。どちらを先に注ぐかで名前が分かれることもあります。物足りなければショットを追加し、濃すぎれば湯を足してもらえば大丈夫です。湯を足すのは味の濃さを変えるだけで、カフェインの量は変わりません。
- アメリカーノ:エスプレッソに熱い湯を注いだコーヒー
- ロングブラック:熱い湯の上にエスプレッソを注ぎ、クレマが残り、たいてい量が少なめ
ミルクを加えたコーヒー
ミルクドリンクはコーヒーとミルクの比率、泡の厚さで区別します。名前が同じでも店ごとにカップの大きさが違うので、濃い味が欲しいなら小さいサイズかショット追加を選ぶのが確実です。
- カフェラテ:エスプレッソに温めたミルクをたっぷり入れ、薄い泡をのせる
- カプチーノ:ラテより泡が厚くふんわりして、軽くやわらかな口当たり
- フラットホワイト:薄く細かい泡、ミルクが少なくコーヒーの味が濃く感じられる
- マキアート:エスプレッソにミルクの泡を少しだけのせて印をつけた飲み物
- カフェモカ:ラテにチョコレートを加え、ホイップクリームをのせることが多い
その他のメニュー
エスプレッソ以外の方法でいれたコーヒーや、デザートに近いメニューもよく見かけます。名前がさまざまな国の言葉から来ているので最初はなじみがありませんが、作り方を知れば味は簡単に想像できます。
- ハンドドリップ・フィルターコーヒー:紙のフィルターに湯を注いでゆっくりいれたコーヒー
- 水出しコーヒー:粗く挽いた豆を水に何時間も浸して抽出したコーヒー
- ダッチコーヒー:水を一滴ずつ落として長時間かけていれたコーヒーをこう呼ぶことが多い
- アフォガート:アイスクリームにエスプレッソをかけたデザート
- アインシュペナー:濃いコーヒーにホイップクリームを厚くのせた飲み物
豆と注文オプションの用語
メニュー名のほかにも、豆や注文の仕方を指す言葉が使われます。豆を選べる店なら、次の用語を知っておくと選びやすくなります。
- シングルオリジン:一つの産地の豆だけを使ったコーヒー、個性がはっきりしている
- ブレンド:複数の産地の豆を混ぜて味のバランスを整えたコーヒー
- ショット追加:エスプレッソをもう一回分入れて濃くする、カフェインも増える
- 薄めに:湯やミルクを多く入れるという意味で、カフェインは減らない
店によって違う
同じ名前でも店によって中身が違うことがある点は、ぜひ覚えておきたいところです。たとえばマキアートは本来エスプレッソに泡を少しのせた小さな飲み物ですが、一部の店ではバニラシロップ入りのラテにキャラメルソースをかけた大きな飲み物をこの名前で出しています。ラテとフラットホワイトの違いも、店によってはサイズだけでほぼ同じという場合があります。カップのサイズの呼び方も店ごとにばらばらで、同じサイズ名でも実際の容量が違うことがあります。迷ったら、ショットがいくつ入るか、容量はどれくらいかを直接聞くのがいちばん確実です。
注文のコツとカフェイン
初めての店で豆の個性を味わいたいならエスプレッソかハンドドリップを、気軽に飲みたいならアメリカーノかラテを選べば無難です。カフェインが気になるなら、メニュー名よりショットがいくつ入るかを見てください。大きなサイズのアメリカーノやラテにはショットが二つ以上入っていることが多く、水出しコーヒーは濃く抽出するため思ったよりカフェインが多いこともあります。カフェインレスの豆を選べる店も増えているので、夜はそれを活用してみてください。カフェインの摂取量と健康については、健康テーマのカフェインの記事を参考にしてください。
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